タヒチに魅せられて
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タヒチに惹かれる理由、それは『楽園タヒチ』の看板に偽りがないということ。初めてタヒチを訪れたのは35年前。その頃は今よりずっと素朴で沢山のホテルも建っていなかったタヒチの島々。
ホテルが沢山できた今でもタヒチは私を何処よりも夢の世界に誘ってくれる場所。
タヒチにこれから行こうと思っている人に「何処の島が一番いい?」とか「ホテルは何処がおすすめ?」とよく聞かれます。
それぞれの島に違った魅力があって、この島が1番と答えるのは難しいけれど、ホテルならタヒチのいろんな島にある「パールビーチ リゾート系」がお気に入りと答えます。
この系列のホテルは建物やインテリアにタヒチの伝統を取り入れ,自然を成るべく邪魔することなく作られていて、「タヒチにいる〜」と言う実感が湧いてくる場所。そして、伝統というコンセプトが感じられるサービスの一つがタヒチの伝説が記されたカードのプレゼント。ディナーから部屋に戻ると毎晩、このカードが置かれていて、波の音に耳を傾けながら眠りに着くまでの間、タヒチの伝説を読んで想いを巡らせます。そのカードに出てくるお話も皆さんにご紹介できればと思います。
水上コテージのバルコニーにある階段を降りて、海に足を投げ出して座り、至福の時間を過ごしている時に視線の先にカヌーがすごいスピードで通り過ぎることがよくあります。その度に「あぁやっぱりタヒチの人は海と共に生きる海洋民族なんだなぁ」と感じます。
そして、タヒチアンと一緒に海へ潜ったときも同じことを思い知らされます。彼らは素潜りで何処までも深く潜り、魚と戯れ、サメやウツボとも友達のようにふれあう海の達人。休日にはビーチに繰り出し、まるで温泉にでも浸かっているかのように浅い海の中に座り延々とおしゃべりを楽しみます。遠い昔から自然と密接に関わりながら生活をするタヒチの人々。古代、神に捧げられたダンスとともに今もなお老いも若きも人生を楽しんでいます。
タヒチの人々は自然と神話の中で生きているのです。そんな神話についてこれからご紹介していきますのでお楽しみに。